
花束やプレゼントの切り花、できるだけ長くきれいに飾りたいですよね。
実は、日々のケアと環境の工夫で花の寿命は2〜3倍変わります。
この記事では、フラワーショップでも実践されている「切り花を長持ちさせる7つの方法」を詳しく紹介します。
1. 水を替える|水の清潔さが長持ちの基本

水が濁るとヌメりが出て茎の導管が詰まり、水を吸い上げにくくなります。
- 水は1日1回を目安に交換(面倒であれば濁ったら交換)
- 花瓶の内側も軽く洗ってぬめりを取る
- 水の量は花の種類に合わせるのが理想(わからなければ茎の長さの半分程度)
”種類別|切り花に適した水の量は?”リンク
2. 切り花用の栄養剤を使う|糖分と防腐剤で水を清潔に保つ

フレッシュフラワーフード 500mlタンク(切花鮮度保持剤)
市販の切り花用栄養剤(フラワーフード)には、花のエネルギー源となる糖分と、雑菌の繁殖を防ぐ防腐剤が配合されています。
- 一般的にはショ糖が使われるが、より効果的なのはブドウ糖入りタイプ
- 栄養剤を使うと水替え頻度を減らせる
栄養剤を使うだけで、花持ちが1.5〜2倍になる場合もあります。
3. 茎を切り戻す|導管を新しくして水上がりを良くする

花を生ける前や水替えのたびに、茎の先を1〜2cmほど斜めにカットしましょう。
- フラワーナイフまたは園芸バサミで切る(なければ工作用ハサミでも可)
- 斜めに切ることで水に触れる面積を広くする
- 切ったらすぐに水に入れる(空気の混入を防ぐ)
これだけで花がぐんと元気になります。
4. 直射日光を避ける|高温・乾燥は花びらを痛める原因

切り花は根から水分を吸えないため、直射日光に当てると乾燥しやすく、劣化を早めます。
窓辺であっても、飾るならレースのカーテン越しの明るい日陰がおすすめです。
5. エアコン・扇風機の風を避ける|風による乾燥を防ぐ

風が直接当たると、花びらや葉が急速に乾いてしまいます。
- エアコンの風が当たらない位置に置く
- 扇風機・サーキュレーターの直風も避ける
穏やかな空気環境が、花を長持ちさせる秘訣です。
6. 涼しい場所に飾る|温度管理で寿命をのばす

切り花は「収穫後の生花」なので、温度が低いほど呼吸がゆるやかになり、長持ちします。
- 目安は10〜20℃
- 夏場は直射日光を避けた廊下や玄関に
特に夏場は、室温対策で花のもちが大きく変わります。
7. フラワーベールを使う|散りやすい花に効果的

「フラワーベール」は花びらを薄い膜で包み、水分の蒸発を防ぐ専用スプレーです。
ダリア・デルフィニウム・スイートピーなどの繊細な花に効果的。
- 花びらが乾燥しにくくなる
- 花びらのハリやツヤが長持ち
- 風や冷房の影響を受けにくい
市販の花用コーティング剤は手軽に使えるので、花束のケアにもおすすめです。
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まとめ
毎日のちょっとしたケアで、花の美しさをより長く楽しめます。
お気に入りの花を、ぜひ丁寧にお世話してみてください。
