
お花を飾ってみたいけれど、「どんな花瓶を選べばいいか分からない…」と迷う方は多いもの。
実は、花瓶選びにはちょっとしたコツがあり、それを知るだけでお花の見え方がぐっと変わります。
この記事では、初心者でも失敗しない花瓶の選び方をわかりやすく解説します。
花瓶を選ぶポイント
花瓶を選ぶときのポイントは、次の5つです。
- 花の長さ
- 花の本数
- 置く場所
- デザイン
- 素材
この5つを意識するだけで、お花がより美しく、長く楽しめる空間をつくることができます。
1. 花の長さ

初心者であれば、まずは花瓶の高さと花の長さを「1:2」にしてみましょう。
この比率を守るだけで、自然でバランスの取れた印象になります。
もう一歩踏みこみたい方は、下記の表を参考にしてみてください。
| 切花の種類 | 花瓶の高さ:花の長さ |
|---|---|
| 茎が硬いもの バラ、カーネーション、リシアンサスなど | 1:2 |
| 茎が柔らかいもの ガーベラ、カラー、チューリップなど | 2:3 |
| 大型の花 ヒマワリ、ダリアなど | 2:3 |
| 小型の花 スターチス、カスミソウ、オキシペタルムなど | 1:3 |
| 縦に花がついているもの ラン、デルフィニウム、リンドウなど | 2:5 |
| 枝もの アセビ、ドウダンツツジ、ユキヤナギなど | 1:4 |
2. 花の本数
1〜3本の場合

口の狭い花瓶がおすすめ。
花がばらけず自然にまとまり、初心者でも扱いやすいです。
4本以上の場合

口の広い花瓶がおすすめ。
花同士の間隔が自然にとれ、ボリューム感のあるアレンジがしやすくなります。
3. 置く場所
飾る場所によって、選ぶ花瓶の形やサイズも変わります。
テーブル

低めの花瓶がおすすめ。
視界の邪魔にならず、どの角度からも綺麗に見えます。
床・広い空間のある場所

高さのある花瓶がおすすめ。
大ぶりの枝ものやユリなどが映えます。
玄関・キッチン・棚上

小さめの一輪挿しの花瓶がおすすめ。
限られたスペースにちょうどよいサイズ感です。
避けるべき場所

エアコンや扇風機の風が直接当たる場所、直射日光の当たる場所は避けましょう。
また切り花は生ものなので、涼しい場所に置くと長持ちします。
4. デザイン
一輪挿しタイプ|少ない花でもおしゃれに決まる

1〜2本の花でもサマになるコンパクトタイプ。
玄関やキッチンなど、ちょっとしたスペースにも飾れます。
筒型(シリンダータイプ)|スタイリッシュで万能

直線的でシンプルな形が特徴。チューリップやバラなど茎の長い花と相性抜群です。
洗いやすいのも嬉しいポイント。
くびれ型(フラワーベース型)|自然にまとまる万能タイプ

上部が細く下部が広い形は、花が自然とまとまりやすく初心者におすすめ。
ただし、内部が洗いにくい点は注意です。
5. 素材
ガラス製|清潔感があり初心者にもおすすめ

中の水の状態が見えるので衛生的。
透明感があり、どんな花にも合う万能素材です。
陶器製|温かみがありインテリアになじみやすい

ナチュラルテイストの部屋と相性抜群。
ただし中が見えないため、水替えはこまめに行いましょう。
金属(ステンレス)製|高級感が出る

重厚感があり大人っぽい雰囲気に。
ただし、ステンレス製以外のものはNGです。
栄養剤が原因で錆びてしまう可能性があります。
樹脂製|軽くて安全、ペットや子どもがいる家庭に◎

軽くて割れにくく、万が一倒れても安心。
最近はデザイン性の高いものも増えています。
まとめ
花瓶選びのポイントは「花の長さ・本数・形・置く場所・デザイン・素材」の5つ。
難しく考えず、まずはひとつお気に入りを見つけることから始めましょう。
お気に入りの花瓶があるだけで、毎日の暮らしが少し豊かになります。